手術vs非手術 最新のエビデンスから
消化器疾患 膵癌
中郡 聡夫
1
,
加藤 賢一郎
,
矢澤 直樹
,
郡司 久
,
古川 大輔
,
木下 平
,
小西 大
,
高橋 進一郎
,
後藤田 直人
1国立がん研究センター東病院 上腹部外科
キーワード:
血小板減少症
,
好中球減少症
,
膵切除
,
膵臓腫瘍
,
生存率
,
白血球減少症
,
貧血
,
EBM
,
Gemcitabine
,
TS-1
Keyword:
Anemia
,
Leukopenia
,
Pancreatectomy
,
Neutropenia
,
Pancreatic Neoplasms
,
Thrombocytopenia
,
Survival Rate
,
Evidence-Based Medicine
,
Gemcitabine
pp.1496-1501
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011072398
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膵癌に対する手術適応は、遠隔転移および腹膜播種を認めず、さらに上腸間膜動脈(SMA)と腹腔動脈に浸潤を認めないことである。しかし、SMA浸潤の判断に悩むことは少なくない。最近ではSMA浸潤が疑われる場合、borderline resectable膵癌として取り扱うことがある。門脈浸潤を認める膵癌は血管合併切除により切除可能であるが、門脈合併切除の有効性に関しては高レベルのエビデンスはない。
©Nankodo Co., Ltd., 2010