発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003200995
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頻度の多い外傷性肝破裂に対する手術及び処置について述べ,あわせて非外傷性の肝破裂についても言及した.肝破裂の原因は,外傷によるものと腫瘍や膿瘍などの病変の自然破裂によるものなど,発症機転や病態は様々であるが,全身状態と肝臓の特殊性を考慮に入れ迅速に治療方針を決める必要がある.外傷性肝破裂の場合は肝損傷の形態と循環動態を考慮に入れ,保存的治療又は手術を選択する.非外傷性肝破裂はIVRなどで対処可能な場合が多いが,肝機能を考慮に入れ,必要に応じ手術を選択する
©Nankodo Co., Ltd., 2003