発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003141055
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欧米と日本における術前腸管処置法の違いを紹介した.最近,日本では,大腸手術の術前腸管処置において経口抗菌薬を使用しない外科医がふえてきた.一方,アメリカでは術前日1日のみの投与により耐性菌の出現を最小限にし,かつ術中汚染を予防する方法が行われている.またアメリカでは術前腸管処置を患者宅で行い,手術当日に入院することが多く,sodium phosphate溶液による腸管処置が主流となりつつある.機械的処置不要論もアメリカ以外から報告されている
©Nankodo Co., Ltd., 2002