発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2001186800
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
下部消化管手術に対する術前短期間の経口抗菌薬投与は,耐性菌の出現を助長することなく術野感染を減少させる可能性があり,術後の経静脈性抗菌薬の投与期間の短縮化と共に,今後の検討課題である.術前経口抗菌薬投与と下部消化管術後MRSA感染の因果関係については,コンセンサスは得られていない.kanamycin+erythromycinの術前2日間経口投与は大腸癌術後の腹壁創感染を有意に減少させるが,MRSA感染を増加させる傾向が見られた
©Nankodo Co., Ltd., 2001