発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005074435
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近年の周術期感染の特徴・問題点として,コンプロマイズドホストにおいて,多剤耐性菌や日和見感染菌がしばしば複数菌感染を起し,病院感染のかたちで拡大するという図式が成り立つ.感染管理上,「無菌法・清潔操作の徹底」と「standard precautionsの遵守」の2点を厳密に適用した交叉感染対策と,常在細菌叢の温存を考慮した抗菌薬の適正使用が重要である.今後は,本邦独自の精度の高いエビデンス確立がわれわれに課せられた大きな課題である
©Nankodo Co., Ltd., 2005