発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003116850
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肝細胞癌に対する肝移植では,症例の蓄積に伴い,腫瘍数,最大径,血管浸潤の有無が予後を決定することがわかっており,欧米における脳死肝移植では概ねMazzaferroの基準を満たすものを適応としている.我が国では脳死ドナーが少ない状況が続いているため,単発で最大径2cm以下のものでなければ登録することができない.生体肝移植は,2001年11月まで99例が施行されており,その1,3年生存率は,各々72,65%と他疾患を適応としたものに比べやや不良となっている
©Nankodo Co., Ltd., 2002