発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003116849
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肝上部下大静脈や肝静脈合流部に浸潤する高度進行肝癌に対しては,全肝血流遮断,冷却灌流,体外循環といった肝移植手技の導入が必要とされる.肝門部での連続性は維持しつつ,肝上部下大静脈を離断して肝を下大静脈と共に前方に90°脱転させるante situm肝切除は,ex situ肝切除では避けることのできない肝動脈や胆管再建を回避でき,かつ肝静脈合流部や肝後部の病変に対して直視下のアプローチを可能とする術式である
©Nankodo Co., Ltd., 2002