発行日 2002年11月1日
Published Date 2002/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003116842
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膵内分泌腫瘍は稀であるが,特異的症状で患者に生活上の大きな苦痛を与える.時には病人であるとの社会的認知を受けられず,精神病と間違えられる.診断がついても,腫瘍の局在不明のために治癒切除が受けられず,不十分な手術を受けて合併症に苦しむ羽目に陥る患者もいる.細胞レベルの基礎的研究の成果と基礎医学の進歩により,診断法と治療法が確立されつつある.肝転移をきたす前に根治できるにいたった現状について概説した
©Nankodo Co., Ltd., 2002