発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003071174
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術中の出血に対しては落ち着いて出血点をみさだめ結紮,或いは縫合閉鎖を行う.出血点の縫合の際は,血管縫合糸を用い動脈遮断下に連続吻合で行うことが原則であるが,臨機応変の対応が必要である.動脈を閉塞させてしまった場合には,一応の手術操作の終了後に血行再建を行う.標的臓器の許容阻血時間は概ね1時間程度であるが,腎動脈の場合は約30分のあいだに血流を再開する必要がある.血行再建にさいしては感染予防の配慮が必要である
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