発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003071178
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急性腸管虚血は,おもに動脈血流の減少が直接の原因となる閉塞性急性腸管虚血と非閉塞性急性腸管虚血に分類される.また稀ではあるが,静脈閉塞による腸管虚血もこれに含まれる.症状では腹痛が最も多くみられるが非特異的である.検査では造影CTやduplex scan,血管撮影によって確診を得られる.治療は血行再建手術を含む血流改善が第一選択であるが,診断が遅れやすいことから腸管壊死に陥り腸切除を要することもしばしばである.したがって予後は不良である
©Nankodo Co., Ltd., 2002