腹部良性疾患に対する外科治療の最前線
胆道良性狭窄
大内田 次郎
1
,
七島 篤志
,
土持 有貴
,
濱田 剛臣
,
矢野 公一
,
今村 直哉
,
旭吉 雅秀
,
藤井 義郎
1宮崎大学 肝胆膵外科
キーワード:
インターベンショナルラジオグラフィー
,
病的狭窄
,
胆汁うっ滞
,
胆道疾患
,
吻合術
,
磁石
,
経皮経肝胆道ドレナージ
,
胆管切除術
,
胆道再建術
Keyword:
Anastomosis, Surgical
,
Biliary Tract Diseases
,
Cholestasis
,
Constriction, Pathologic
,
Radiography, Interventional
,
Magnets
pp.49-53
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016089691
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胆道良性狭窄の原因には炎症性疾患によるものと,術中,術後合併症の結果として生じる狭窄に大別される.治療は内視鏡手技を中心とした内科的治療が原則となるが,難治例では外科的治療を必要とする症例もあり,適切な治療が行われないと重篤な状態に陥り,不幸な転帰をたどる症例もある.本稿では外科的治療として狭窄部胆管切除・胆道再建術,その際に教室で行っている工夫と当科で経験した磁石圧迫吻合術について概説する.
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