発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002273247
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著者等は1985年以来DpPHRを導入し,胆道及び十二指腸機能温存に配慮した改良術式を行ってきた.本術式において胆道温存のポイントは,第一には胆管前面に沿った剥離を行って胆管に分布する後上膵十二指腸動脈(PSPDA)を温存することである.第二には主膵管離断の際に,右背側に近接する胆管の損傷を回避することである.十二指腸温存のポイントは,十二指腸第III部で前下膵十二指腸動静脈(AIPDA,V)の温存のため膵被膜に沿って切離をすすめることである
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