発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002273212
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膵頭十二指腸切除後の膵再建のさい,残膵が機能的・形態的に正常な非拡張膵管症例に対しては,安全性と長期膵管開存を目的に,膵断端を胃内に嵌入させ膵管と胃粘膜とを直接吻合する膵胃吻合を施行している.手技は胃の前後壁を切開し,膵断端を胃内に嵌入し垂直マットレス縫合後,胃内で直視下に膵管と胃粘膜を吻合する.術後胃内容停滞が問題ではあるが,縫合不全は4%と低率で,長期の膵管拡張と胃粘膜への影響も軽微である
©Nankodo Co., Ltd., 2002