発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002273239
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膵の切離にあたって,その切離方法は切離端を閉鎖処理するか,消化管と吻合するかで異なる.前者の場合は,膵切離端からの膵液漏出を防ぐための確実な主膵管の処理が重要である.後者の場合は消化管との癒合が早期かつ確実に生じるよう鋭利な切離端が望まれる.更に,膵病変が悪性であるか良性であるかにより切離の手技は異なり,悪性の場合には,切離時の膵液の流出による膵液中の悪性細胞の腹腔内散布を皆無にしなければならない
©Nankodo Co., Ltd., 2002