発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002044819
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腹壁瘢痕ヘルニアの病態は様々で,発生部位,ヘルニア門の大きさや,患者背景により術式が選択される.手術の基本操作はヘルニア嚢の処理,ヘルニア門の閉鎖,補強である.腹部正中切開部に発生した腹壁瘢痕ヘルニアを中心に手術適応,術式の実際について述べた.手術のポイントはヘルニア門の閉鎖であり,ヘルニア門の小さい症例では単純閉鎖が基本となる.ヘルニア門の大きな症例に対しては人工代用筋膜(メッシュ)を用いるか,形成外科的手技による閉鎖が行われる
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