発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002039161
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20年間に行った再発鼠径ヘルニアに対する手術219例の病態と手術法を検討した.その結果,手術は成人ヘルニア手術総数の約10%を占めており,症例の40%には両側の鼠径部に手術の既往があった.鼠径管後壁の補強不全43%,高位結紮不全30%及びヘルニア嚢の見落し22%が,再発の原因と考えられた.実施された術式は,内鼠径輪縫縮術13%,iliopubic tract repair 64%,Cooper's ligament repair 9%,prosthesisの使用13%であった.局所への到達法としては,16%にpreperitoneal approachが採用され,再々発は認めていない
©Nankodo Co., Ltd., 2001