発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002016154
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例1:69歳男.腹痛と背部痛を主訴に入院,腹部CTにてmantle signを伴う80mmの腹部動脈瘤を認め手術適応となる.症例2:73歳男.近医で超音波検査結果,大動脈瘤を指摘され,紹介入院した.CRPは7mg/dlと上昇,腹部MRIやCTで腹部動脈は60mmで手術適応となる.症例3:68歳男.腹部超音波検査で腹部大動脈瘤を診断され,紹介入院,入院時腹部CTで腎動脈以下にmantle signを伴う80mmの腹部大動脈瘤を認め手術適応とした.3症例とも周囲臓器との癒着は高度であったが,慎重な手術操作により良好な結果を得た.動脈瘤中枢側の剥離はもとより,末梢側の剥離も最小限にすることが合併症を少なくすると考えた
©Nankodo Co., Ltd., 2001