投稿論文 臨床経験
腹部大動脈瘤破裂手術の輸血量に関与する因子の検討
鈴木 潤
1
,
岡田 吉史
,
佐藤 怜子
,
大森 千恵子
,
武中 敏恵
,
入間田 悌二
,
杉野 繁一
,
山内 正憲
1石巻赤十字病院 麻酔科
キーワード:
危険因子
,
血管外科
,
Hemoglobins
,
術中管理
,
ショック
,
大動脈破裂
,
Lactic Acid
,
分散分析
,
輸血
,
後向き研究
,
大動脈瘤-腹部
,
緊急手術
,
患者重症度
Keyword:
Aortic Rupture
,
Analysis of Variance
,
Retrospective Studies
,
Risk Factors
,
Shock
,
Aortic Aneurysm, Abdominal
,
Hemoglobins
,
Intraoperative Care
,
Vascular Surgical Procedures
,
Blood Transfusion
,
Lactic Acid
,
Patient Acuity
pp.368-373
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020217551
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破裂性腹部大動脈瘤の手術では大量輸血を必要とする。われわれは、緊急手術を行った21症例の輸血量と臨床的因子の相関を後ろ向きに検討した。強い相関を示したのは、入室時のヘモグロビン値(相関係数-0.61)、ショック指数(相関係数0.67)、血清乳酸値であった(相関係数0.75)。相関の強さは3因子間で有意差はなかった。これらの因子は、破裂性腹部大動脈瘤手術の輸血量の予測に寄与するかもしれない。
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