発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002011328
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切除不能食道癌で,狭窄による嚥下障害や瘻孔形成を呈した症例に対するステント留置はよい適応となる.金属ステントでは挿入直後に食事を開始でき,留置手技も容易であるため広く普及しているが,合併症としての疼痛,気道狭窄,閉塞,逸脱,出血,穿孔や瘻孔等への対策が不可欠である.症例に適した金属ステントと挿入法を選択して合併症の頻度を減少させると共に,合併症への対処には工夫を凝らして症状の緩和を計っている
©Nankodo Co., Ltd., 2001