消化器癌におけるバイパス術とステント治療
食道 食道・食道胃接合部狭窄に対する食道バイパス術
檜原 淳
1
,
浜井 洋一
,
恵美 学
,
古川 高意
,
岡田 守人
1広島市立安佐市民病院 外科
キーワード:
ドレナージ
,
気道腫瘍
,
呼吸器瘻
,
腫瘍侵入性
,
食道胃接合部
,
食道狭窄
,
食道形成術
,
食道腫瘍
,
食道瘻
,
Roux-en-Y吻合術
,
治療成績
,
食道胃吻合術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Esophagogastric Junction
,
Esophageal Fistula
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophageal Stenosis
,
Esophagoplasty
,
Drainage
,
Neoplasm Invasiveness
,
Respiratory Tract Neoplasms
,
Respiratory Tract Fistula
,
Treatment Outcome
pp.1044-1048
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016410214
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食道バイパス術は比較的侵襲の大きい姑息手術であるが,適応および手術時期を適切に選べば安全に施行可能で,特に食道気道瘻には有用な手段である.食道のドレナージについてさまざまな工夫がなされ,これまでにいくつかの術式が報告されている.今後,化学放射線療法など抗癌治療の進歩により,切除不能食道癌の長期生存例が増加する可能性もあり,長期にわたり経口摂取を維持できる本術式の重要性も増していくものと思われる.
©Nankodo Co., Ltd., 2016