局所進行肺癌の治療と成績
術前化学放射線療法施行後にtransmanubrial approachおよび前側方切開により切除した肺尖部浸潤肺癌
井上 達哉
1
,
竹ヶ原 京志郎
,
園川 卓海
,
臼田 実男
1日本医科大学 呼吸器外科
キーワード:
Cisplatin
,
胸部X線診断
,
多剤併用療法
,
肺腫瘍
,
ネオアジュバント療法
,
TS-1
,
放射線化学療法
,
胸部CT
Keyword:
Cisplatin
,
Drug Therapy, Combination
,
Lung Neoplasms
,
Radiography, Thoracic
,
Neoadjuvant Therapy
,
Chemoradiotherapy
pp.910-914
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2017404468
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73歳男性。発熱と右肩部痛を主訴に近医を受診、右上肺野の異常陰影を指摘され、紹介となった。胸部X線およびCT、気管支鏡、PET検査より、stage IIIAの局所進行肺尖部浸潤癌と診断された。術前化学療法(S-1+CDDP)と同時に放射線療法を施行後、transmanubrial approachおよび前側方切開による右上葉切除術+リンパ節郭清術を行った。術後経過は良好で、術後1年11ヵ月経過現在、再発はみられていない。
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