臨床経験
両側内胸動脈を使用した低侵襲冠状動脈バイパス術
山内 昭彦
1
,
田淵 正樹
,
寺田 真也
,
菊地 慶太
1豊見城中央病院 心臓血管外科
キーワード:
冠動脈疾患
,
術前診断
,
乳房動脈
,
最小侵襲手術
,
三次元イメージング
,
非体外循環下冠状動脈バイパス術
,
胸部CT
Keyword:
Coronary Disease
,
Mammary Arteries
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Coronary Artery Bypass, Off-Pump
pp.1059-1063
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2017239785
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73歳男性。一過性の意識消失発作で救急外来となり、冠状動脈造影で3枝病変を指摘され、CABG目的で心臓血管外科へ紹介となった。造影胸部CT所見および同時3D画像所見より、両側内胸動脈(BITA)を使用した低侵襲冠状動脈バイパス術(MICS CABG)が可能と判断し、手術が行われた。術後はICU帰室翌日より立位歩行を開始し、術後4日目にICUを退出、術後7日目に冠状動脈CTを行い、全グラフトの開存の確認後、術後19日目に自宅退院となった。
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