発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016298067
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川崎病罹患後の冠状動脈病変に対し冠状動脈バイパス術(CABG)を施行した6例(男性5例、女性1例、平均年齢14.5歳)の手術成績について検討した。その結果、全例で巨大冠状動脈瘤を川崎病罹患後に形成していたが、川崎病の罹患年齢は平均3.0歳であった。2)全例が待機的手術であり、平均バイパス枝数は1.7枝であった。術式は心停止下CABGが4例、OPCABが2例であった。3)術後早期成績は良好で病院死亡は認められなかった。尚、術後平均60ヵ月間で全例の生存が得られたが、2例で冠状動脈合併症を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2016