弓部大動脈瘤-こだわりの術式と遠隔期成績
胸部大動脈瘤に対する弓部全置換術の工夫 連続135例の検討
山中 一朗
1
,
仁科 健
,
金光 尚樹
,
廣瀬 圭一
,
水野 明宏
,
中塚 大介
,
堀 裕貴
,
安水 大介
,
矢田 匡
,
上田 裕一
1天理よろづ相談所病院 心臓血管外科
キーワード:
胸大動脈
,
再手術
,
死亡率
,
術後合併症
,
ステント
,
てんかん
,
入院期間
,
脳梗塞
,
冠状動脈バイパス術
,
発生率
,
大動脈瘤-胸部
,
治療成績
,
大動脈置換術
,
メイズ手術
,
無症候性疾患
,
手術時間
,
Bentall手術
Keyword:
Aorta, Thoracic
,
Coronary Artery Bypass
,
Epilepsy
,
Length of Stay
,
Mortality
,
Postoperative Complications
,
Reoperation
,
Stents
,
Incidence
,
Treatment Outcome
,
Aortic Aneurysm, Thoracic
,
Brain Infarction
,
Asymptomatic Diseases
,
Operative Time
pp.948-951
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014130597
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胸部大動脈瘤に対する弓部全置換術(TAR)について検討した。TARを行った135例を対象とした。軽快退院121例、転院9例、術後30日死亡1例、病院死亡3例で、死亡原因は低心拍出量症候群1例、誤嚥性肺炎1例、間質性肺炎1例であった。転院患者は9例で、90%は独歩で軽快退院した。脳合併症は、術後後遺症を伴う脳梗塞4例、後遺症のない脳梗塞4例、無症候性てんかん4例であった。脳梗塞を合併した半数に脳梗塞の既往があり、有意に脳梗塞の頻度が高かった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013