発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014106931
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右室流出路再建術の適応と至適時期について、自己弁輪温存手術、早期一期的根治術、再右室流出路再建術に分けて解説した。次に右室流出路再建術に用いられる人工弁素材としてホモグラフト、コンテグラ、生体弁、機械弁の特徴などを述べ、欧米で臨床応用が開始されている経皮的肺動脈弁留置術を概説した。さらにePTFE製弁付きパッチ/導管について詳述し、これを肺動脈代用弁として用いた右室流出路再建術の臨床研究を紹介した。各種の肺動脈代用弁には主に長期耐用性の問題があるが、ePTFE製弁付きパッチ/導管はこの点に一定の解決を与える可能性がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2014