発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011245567
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症例1(75歳女性)。左背部に突出する腫瘤を自覚し近医を受診、腫瘤を指摘され、著者らの施設へ紹介となった。受診時、左肩甲骨下で弾性硬の腫瘤がみられ、胸部CTでは同部位に内部不均一な占拠性病変が認められた。また、胸部MRI T2強調画像では低信号で内部に霜降り状の高信号域を呈していた。症例2(90歳男性)。右肺癌の手術時に肩甲骨下の腫瘤を発見された。いずれの症例も腫瘤摘出術が行われ、病理組織学的に肩甲骨下部弾性線維腫と診断された。
©Nankodo Co., Ltd., 2011