発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009114892
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70歳男。肺小細胞癌化学療法施行後5年に、胸部CTで右S3aに28mmのスリガラス陰影を、右S1肺尖部に25mmの充実腫瘤陰影を認めた。透視下気管支鏡生検を施行し、右S3aのスリガラス陰影は腺癌、cT1N0m0、臨床病期IAと診断し、右S1肺尖部の充実腫瘤陰影性は肺癌を疑った。右肺上葉切除術を施行し、切除標本組織診で右S3aのスリガラス陰影は混合型腺癌、pT1N0と診断し、右S1肺尖部の充実腫瘤陰影は肺扁平上皮癌、pT1N0と診断した。術後経過は良好で12日目に退院し、術後4ヵ月の現在、無再発で生存中である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009