発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005074312
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肺癌はわが国の悪性新生物による死亡原因の第1位であり,現在もっとも難治性の疾患と考えられる.肺癌による死亡を減少させるには,予防,早期診断,および的確な治療が重要である.肺癌の治療は,組織型や臨床病期に加え,年齢,全身状態(PS),臓器機能,合併症,既往症などを考慮し方針を決定する必要がある.その際,エビデンスに基づいた選択を行い患者(および患者の家族)に十分なインフォームドコンセントを行う必要がある.本稿では,小細胞肺癌と非小細胞肺癌に大別し,臨床病期ごとの標準的治療を概説した
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