発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2008135239
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47歳男。検診の心エコーで左房内の腫瘍を指摘された。胸部違和感が出現し、心エコーで僧帽弁前尖に付着する腫瘍を認めた。経食道心エコー所見では僧帽弁前尖に付着する直径11mmの腫瘍を認め、同部付近に軽度の僧帽弁閉鎖不全を認めた。3D-CT所見では、僧帽弁前尖の左房側に腫瘍を認めた。僧帽弁より生じた粘液腫に対し腫瘍切除、弁形成弁輪形成を施行した。術後は大きな合併症なく経過した。一過性の心房粗動を呈し、除細動を行い洞調律に回復した。第15病日、独歩退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2008