発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2007226676
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症例1は34歳女性、症例2は44歳男性で、いずれも開心術周術期に心室頻拍(VT)を呈した。Lidocaine hydrochlorideやmagnesium sulfateを静注したが難治性を示し、nifekalant hydrochlorideの静注を開始したところ、著効が得られた。2例は低左室機能例であり、いずれも難治性VTの抑制に有効であった。陽性変力作用を有するnifekalant hydrochlorideは第1選択であると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007