発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2004272953
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3歳男児.胎生26週にEbstein奇形と診断され,出生後,心不全及び呼吸不全が改善せずStarnes手術を施行した.術後経過は良好であったが,大動脈-肺動脈シャントの閉塞によりGlennシャントを作成した.その後順調に経過し,今回,total cavopulmonary connection(TCPC)目的で入院した.入院時,心電図で不完全右脚ブロックを認め,肺動脈造影では肺動脈の低形成が見られた.術後,血行動態は安定し,一時的な結合部調律と発作性上室性頻拍を認めたが経過は良好で,現在経過観察中である.術後48日の心カテーテル検査では,狭窄はなく,fenestrationを通過する僅かな血流を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2004