発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2006102457
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
日齢4の女児.出生1日目に多呼吸,チアノーゼ,哺乳不良を認め,左心低形成症候群(HLHS)と診断された.ICU入室後は,窒素による低酸素人工呼吸管理で高肺血流を抑制し,循環動態の維持と播種性血管内凝固(DIC)の治療を行ったが,DICの進行と全身臓器能の悪化を認め,両側肺動脈絞扼術(BiPAB)を施行した.術翌日にSao2の上昇と収縮期血圧の低下を認めたが,窒素吸入により改善した.術後123日に人工心肺を用いたNorwoodと両方向性Glennを施行し,経過良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2005