特集 オプトジェネティクスを用いた神経機能操作の現在地:光で行動をコントロールする
基礎の基礎
山中 章弘
1
1名古屋大学環境医学研究所 神経系分野II
キーワード:
活動電位
,
実験動物
,
光遺伝学
Keyword:
Action Potentials
,
Animals, Laboratory
,
Optogenetics
pp.238-242
発行日 2014年2月22日
Published Date 2014/2/22
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オプトジェネティクス(光遺伝学)とは2005年に開発されたまったく新しい研究技術であり,光を意味する接頭語(オプト)と遺伝学(ジェネティクス)をつないだ造語である.新しく開発された技術ではあるが,すでに現在の神経科学研究分野において欠かせない技術となっている.オプトジェネティクスはNature誌の2010年Method of the year に選出されている.これは生物学だけでなく,化学,工学などを含めた全自然科学研究分野の中から,その年の最も優れた技術が表彰されることからもそのインパクトの大きさを窺い知ることができる.本特集では,オプトジェネティクスについての基礎から最先端までを幅広く紹介し,オプトジェネティクスをまったく知らない方はもちろん,よく知る方でも十分楽しめる構成となっている.
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