特集 オプトジェネティクスを用いた神経機能操作の現在地:光で行動をコントロールする
光遺伝学に有用なツール開発 分子、遺伝子導入、光照射の実際
八尾 寛
1
,
江川 遼
1東北大学 大学院生命科学研究科脳機能解析分野
キーワード:
Rhodopsin
,
遺伝子導入
,
光学と光通信学
,
光受容細胞
,
エレクトロポレーション
,
光遺伝学
Keyword:
Photoreceptor Cells
,
Rhodopsin
,
Gene Transfer Techniques
,
Electroporation
,
Optics and Photonics
,
Optogenetics
pp.243-248
発行日 2014年2月22日
Published Date 2014/2/22
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オプトジェネティクス(光遺伝学)を最大限に活用するにあたり,“光遺伝学分子ツール(OMR)の選択”“目的細胞への導入・発現”“光学系の最適化”の三要素を考慮する必要がある.チャネルロドプシン1(ChR1)とチャネルロドプシン2(ChR2)のキメラ分子およびその点変異体は,様々な研究目的に最適化されている.エレクトロポレーション法はOMRの導入に加えて他の遺伝子操作を併せて行ったりする場合に威力を発揮する.多点並列的光学系としてはデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)やこれを組み込んだプロジェクターが利用できる.
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