発行日 2005年4月11日
Published Date 2005/4/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2005176242
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連通孔構造を有するチタンポーラス体にアルカリ加熱処理を施し,成犬に埋入した.in vitroではアパタイト形成能,in vivoでは骨伝導能を有することが示唆された.また,埋入12ヵ月後,ボーラスチタンブロックの内部に骨の形成が観察された.ボーラスチタンは強度的にも優れており,表面の化学処理と熱処理による生体活性能を付与することで骨伝導能,骨誘導能を併せ持つ材料になると考えられた.さらに,処理を行わないチタンポーラスおよびファイバーメッシュチタンでは骨形成がみられなかったことから,材料による骨誘導には複雑なマクロ構造が重要であることが示された
©Nankodo Co., Ltd., 2005