特集 ステップアップのための骨軟部画像診断-Q&Aアプローチ-
(第6章)感染症 化膿性関節炎と結核性関節炎の画像の特徴を教えてください。またあわせて、化膿性脊椎椎間板炎と結核性脊椎椎間板炎の画像の特徴を教えてください
野崎 太希
1
,
赤池 源介
1聖路加国際病院 放射線科
キーワード:
椎間板炎
,
関節炎-感染性
,
結核-骨関節
,
MRI
,
鑑別診断
,
結核-脊椎
Keyword:
Arthritis, Infectious
,
Diagnosis, Differential
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Tuberculosis, Spinal
,
Tuberculosis, Osteoarticular
,
Discitis
pp.s142-s145
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398868
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1. 化膿性関節炎,結核性関節炎ともに関節液貯留や膿瘍形成,関節破壊・骨破壊がみられる.
2. 骨侵食・骨びらんの頻度は結核性関節炎,骨髄信号異常の頻度は化膿性関節炎に高い.また化膿性関節炎では膿瘍壁の不整や肥厚が多いのに対し,結核性関節炎での膿瘍壁は薄く,辺縁が整のものが多い.
3. 化膿性脊椎椎間板炎の病変は2 椎体までの進展が一般的で,結核性脊椎椎間板炎では多椎体に病変が進展することがあり,特に冷膿瘍の形成は特徴的とされる.
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