特集 ステップアップのための骨軟部画像診断-Q&Aアプローチ-
(第6章)感染症 皮下組織・筋膜・筋の感染性と炎症性筋炎は、画像で鑑別可能ですか?
福田 健志
1
,
東條 慎次郎
,
米永 健徳
,
福田 国彦
1聖路加国際病院 放射線科
キーワード:
X線診断
,
気腫
,
筋炎
,
筋炎-多発性
,
MRI
,
鑑別診断
,
X線CT
,
皮膚筋炎
,
蜂巣炎
,
筋膜炎-壊死性
,
皮下組織
,
筋膜炎-好酸球性
Keyword:
Cellulitis
,
Diagnosis, Differential
,
Dermatomyositis
,
Emphysema
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Myositis
,
Radiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Polymyositis
,
Fasciitis, Necrotizing
,
Subcutaneous Tissue
pp.s146-s149
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398869
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1. いずれも炎症に伴う浮腫性変化と造影効果が主体である.ただし,特徴的な画像所見や病変の分布を知ることで鑑別が可能となる場合がある.
2. 軟部組織のガス像は,外傷歴がない限り感染症によるもので,特に緊急性を要する壊死性筋膜炎を強く疑う所見である.他には,骨髄炎や膿瘍形成が感染症を示唆する所見として有用である.
3. 炎症性筋炎は両側対称性,近位筋優位に分布することが特徴的である.
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