画像診断と病理
分葉状頸管腺過形成
清水 辰哉
1
,
本杉 宇太郎
1
,
近藤 哲夫
2
1山梨大学医学部附属病院放射線科
2山梨大学医学部附属病院病理診断科
pp.248-249
発行日 2017年2月25日
Published Date 2017/2/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZJ.0000002998
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40歳台,女性.前医で子宮頸部嚢胞を指摘され,子宮頸部スメアでは異型腺細胞(atypical glandularcells;AGC)の判定であった.水様帯下などの症状なし.MRIのT2強調像では子宮頸部に多数の嚢胞様構造を認めた.比較的大きな嚢胞が間質側に存在し,内腔側に小嚢胞構造の集簇と,頸部間質より軽度高信号で造影効果を示す索状構造を認め“コスモスパターン”を呈していた.病変周囲の頸部間質の低信号は保たれていた.
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