特集 サインから読み解く婦人科画像診断
7. その他の女性骨盤部疾患に関連するサイン 3. 異物肉芽腫(ガーゼオーマ)に関連するサイン
中井 豪
1
,
山本 和宏
1
,
鳴海 善文
1
,
馬場 一郎
2
,
廣瀬 善信
3
1大阪医科大学放射線医学教室
2大阪医科大学整形外科学教室
3大阪医科大学病理学教室
キーワード:
ガーゼオーマ
Keyword:
ガーゼオーマ
pp.944-945
発行日 2017年7月25日
Published Date 2017/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000056
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外科手術時に体内に取り残されたガーゼを日本ではガーゼオーマ(gauzeoma)と呼ぶが,海外では一般的ではなく,gossypibomaやtextilomaと呼ばれる.gossypibomaはラテン語のgossypium=“cotton(綿)”と,スワヒリ語のboma=“concealment(隠匿)”からなる造語である.textilomaはtextile=“布地”と,-oma=“腫瘍”を表す接尾語からなる造語である.腹腔内の報告が最も多いが,胸郭,四肢,中枢神経,乳腺の報告もある.
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