連載 お酒と健康の新常識 第5回
お酒と人類 ──祭祀と医療をめぐる文化史
須田 万勢
1
1諏訪中央病院 リウマチ膠原病内科
pp.1414-1418
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026110023
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今日の結論
・ 歴史的に確認されている世界最古の酒は,約9,000年前の中国・賈湖遺跡の発酵飲料.
・ 蒸留技術は9〜10 世紀のイスラム世界で確立され,当初は医薬品として用いられた.
・ 中世ヨーロッパの修道院は,薬草リキュールの発展に大きく寄与した.
・ 欧米の禁酒運動は,産業化に伴う飲酒量増加への社会的反動として広がった.
・ 日本でも御神酒や三三九度など,酒は共同体の絆を結ぶ儀礼の中心にあり続けている.
・ 酒は儀礼・医療・経済という複数の顔をもち,その歴史を知ることが現代の飲酒との向き合い方を考える手がかりになる.

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