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特集1「老人看護専門看護師の活動紹介;6つの役割について」
老人看護専門看護師による「研究」の現状と課題
Current Situation and Issues of GCNS' Research Activities
中筋 美子
1
,
山元 智穂
2
,
野村 陽子
1
,
森垣 こずえ
3
,
松本 佐知子
4
Yoshiko Nakasuji
1
,
Chiho Yamamoto
2
,
Yoko Nomura
1
,
Kozue Morigaki
3
,
Sachiko Matsumoto
4
1兵庫県立大学
2国家公務員共済組合連合会虎の門病院
3学校法人金沢医科大学病院
4聖隷藤沢ウェルフェアタウン
1University of Hyogo
2Toranomon Hospital
3Kanazawa Medical University Hospital
4Seirei Fujisawa Welfare Town
pp.33-35
発行日 2018年7月31日
Published Date 2018/7/31
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
1.はじめに
専門看護師が担う「研究」の役割とは,専門分野において「専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う」(日本看護協会,2014)ことである.老人看護専門看護師(以下,GCNS)は高齢者が利用するさまざまな場において,高齢者・家族の声を聴きながら,高齢者・家族の近くで活動している.そのような立場を生かして,高齢者の健康に寄与できるような研究に取り組まねばならないと考えている.
2016年に開催された日本老年看護学会第21回学術集会においてGCNSの活動を報告することとなり,われわれは専門看護師の6つの役割のひとつである「研究」を担当した.これを機に「研究」の役割をどのように果たしているかを振り返り,課題を検討した内容をポスターにまとめて報告した.本稿ではその内容をもとにGCNSによる研究活動の現状と課題について述べたい.
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