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日本老年看護学会第17回学術集会特集Ⅱ 教育講演1
老年期の入り口に立って老年看護を考える
Reflecting on Elderly Nursing Care at Entry into Old Age
野口 美和子
1
Miwako Noguchi
1
1沖縄県立看護大学
1Okinawa Prefectural College of Nursing
pp.5-12
発行日 2013年3月20日
Published Date 2013/3/20
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
1.老年看護学の立場からの老化に関する筆者の理解と看護の考え方
老年看護学を研究,教育する立場から老年期をどのように考えてきたかを振り返ってみた.
まず,身体の老化過程は,一定の方向と事象間の関係は認められるものの,疾病や事故,なによりも生活の影響を受け,1人ひとり多様である.そして,老年期の多くの人々は,何らかの看護・介護を必要とする.それが短期間であるのか,10年にわたるのかはさまざまであったとしても,そのことは明白である.そして,老化と看護・介護への反応はおおむね否定的ではあるが,看護・介護への期待・容認は多様であり,かつ変化する.このようなことを,看護実践を通して,あるいは老年者から学び,また,さまざまな書物を通して理解し,学生に教えてきた.
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