Japanese
English
【報告】
地震発生後早期に看護活動に従事した被災地看護婦の心理社会的要因に関する検討—被災地看護婦が災害を乗り越える過程
An Investigation into the mental and social factors affecting nurses who started work soon after experiencing the KOBE earthquake : The Process by which these nurses overcome theier xperience
松下 聖子
1
Seiko Matsushita
1
1静岡市立看護専門学校
キーワード:
阪神・淡路大震災
,
被災地看護婦
,
体験と学び
Keyword:
阪神・淡路大震災
,
被災地看護婦
,
体験と学び
pp.24-32
発行日 2001年3月30日
Published Date 2001/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200389
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はじめに
平成7年1月17日の阪神・淡路大震災を機に災害看護のあり方が問われるようになった。一度大災害が発生すると、多くの人々が長い間、深い悲しみを背負いながら生活を送ることになる。それは、援助者である看護婦もまた例外ではない。しかし、看護婦は被災者でありながら、多くの人々から援助者としての社会的役割が求められる。したがって、看護婦は早期に災害を乗り越えることが必要になる。
阪神・淡路大震災のあと被災地での看護活動の報告や手記は多く出版され、看護婦たちがパニック状態の中で、何を考え、どう行動したのかは伝えられた。しかし、被災地の看護婦がどのように災害を乗り越えたかということは、まだ十分明らかになっていない。
そこで今回、被災者であり援助者である看護婦にインタビューを行い、被災地看護婦の体験と学びから、被災地看護婦が災害を乗り越える過程を考察した。
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