Japanese
English
【巻頭言】
災害看護の発達段階と論文
Development of Disaster Nursing
山本 あい子
1
Aiko Yamamoto
1
1兵庫県立看護大学
pp.1
発行日 2003年9月30日
Published Date 2003/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200292
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- Abstract 文献概要
このところ、関東直下型地震・東海地震・東南海地震・南海地震などの発生が予測され、施策や体制の整備に加えて、個人レベルの備えの必要性がしきりと喚起されています。事実、従来地震予知に力を注いできた日本政府は、ここにきて地域や個人の災害への対応力の強化を打ち出しています。
阪神・淡路大震災以後、様々な研究が行われ、その結果に基づいて、災害に強い都市作りや緊急時の対応方法など、ハード面での備えや整備が行われてきています。その一方で、災害に強い地域と個人づくり、或いは災害後の中・長期的視野に立った人々の健康への対応などは、今後の課題といえましょう。そして、看護が貢献できる点でもあります。
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