Japanese
English
【報告】
看護職向け災害看護研修の実施と評価
Implementation and Evaluation of the Disaster Nursing Education for Nurses
大島 理恵子
1,3
,
増野 園惠
1
,
奥野 信行
1,4
,
渡邊 智恵
2
,
鵜山 治
1,4
,
南 裕子
2
,
山本 あい子
1
Rieko Oshima
1,3
,
Sonoe Mashino
1
,
Nobuyuki Okuno
1,4
,
Tomoe Watanabe
2
,
Osamu Uyama
1,4
,
Hiroko minami
2
,
Aiko Yamamoto
1
1兵庫県立大学看護学部
2兵庫県立大学地域ケア開発研究所
3市立福知山市民病院
4園田学園女子大学人間健康学部人間看護学科
キーワード:
災害看護教育
,
看護職
,
研修
,
変容的学習
,
Disaster Nursing
,
Education
,
Transformative Learning
Keyword:
災害看護教育
,
看護職
,
研修
,
変容的学習
,
Disaster Nursing
,
Education
,
Transformative Learning
pp.21-30
発行日 2007年5月31日
Published Date 2007/5/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200200
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨
本研究は、看護職を対象に実施した災害看護研修を評価することを目的として行った。その結果、今回の研修で、多くの受講者が災害看護の基礎的知識を理解することができた。また受講者のほとんどが、考え方や視点の変化があったと答えていた。具体的には、「急性ストレス障害について、派遣後自分が感じていたものは正常な反応であることを知り、理論づけられたことで納得できた」、「災害直後に目を向けがちであるが、その後の継続したフォローアップの必要性を学ぶことができた」等であった。さらに、「しっかり基本を学び、実際に派遣された時に活用できるよう努めたい」といった意欲の向上がうかがわれる意見や、「コミュニティ作りへの介入の必要性を痛感し、看護の介入によって支援できることがよく理解できた」といった災害看護の必要性を感じたという意見を聞かれた。看護基礎教育において災害看護教育がほとんど実施されていない状況下では、現任の看護職に対しても、災害看護の基本的事項を体系的に教育することの重要性・有効性が確認できた。
Copyright © 2007, Japan Society of Disaster Nursing All rights reserved.