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【シンポジウム】 「どう育てる災害対応能力」
新潟県中越地震被災地の発災直後の病院マネジメント
The hospital management just after Niigata Chuetsu Earthquake
淡路 記伊
1
Kii Awazi
1
1長岡赤十字病院
キーワード:
新潟県中越地震
,
病院マネジメント
,
Niigata Chuetsu Earthquake
,
hospital management
Keyword:
新潟県中越地震
,
病院マネジメント
,
Niigata Chuetsu Earthquake
,
hospital management
pp.41-45
発行日 2008年5月31日
Published Date 2008/5/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200227
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1.はじめに
世界中で大規模な自然災害が続発している。日本は地震大国である。その災害に対応するには、国・地域のレベルにとどまらず、個人や所属する組織員としての確かなる備えが重要と考える。
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は、わが国の大規模災害発生時の危機管理体制の未整備さを露呈した惨事ではあった。しかし、国もわれわれ医療人もそこに多くの教訓を得ることができた。以後、国は官邸に危機管理センターを設置し関係省庁を動員したダイナミックな支援システムを構築した。
私は、赤十字の医療施設に所属しており、災害時の救護活動が使命になっている。また、当院は県基幹災害医療センターに指定されており、災害時には多数の傷病者を収容し、且つ、災害現場に救護員を派遣する役割を担っている。また、災害拠点病院職員を対象にした教育訓練を実施している。当院で実施していた訓練が中越地震でどのように活かされたのか報告したい。
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