Japanese
English
【報告】
新潟県中越地震で被災した子どもの健康と看護ニ—ズ—被災地に派遣された看護師の声から
Health and nursing needs of children suffering from the Chuetsu Earthquake of Niigata Prefecture: Group interview results of nursing volunteers
加固 正子
1
,
井上 みゆき
1
,
片田 範子
2
,
勝田 仁美
2
,
小迫 幸恵
2
,
三宅 一代
2
,
岡田 和美
2
Masako Kako
1
,
Miyuki Inoue
1
,
Noriko Katada
2
,
Hitomi Katsuda
2
,
Yukie Kosako
2
,
Kazuyo Miyake
2
,
Kazumi Okada
2
1新潟県立看護大学
2兵庫県立大学看護学部
キーワード:
地震
,
子ども
,
健康
,
看護師
,
避難所
,
earthquake
,
child
,
health
,
nurse
,
shelter
Keyword:
地震
,
子ども
,
健康
,
看護師
,
避難所
,
earthquake
,
child
,
health
,
nurse
,
shelter
pp.44-54
発行日 2006年5月31日
Published Date 2006/5/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200267
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はじめに
新潟中越地震は2004年10月23日17時56分に発生し、川口町ではM6.8(震度7)を記録した。その後も震度5レベルの余震が数回続き、ピーク時の避難者は103,178人であった1)。他県から派遣された医療チームは、早い場合は震災翌日の10月24日(日)に救援活動に入っていた2)。東京方面からの主要道路が最大の被害を受けた川口町まで開通しだのは震災10日後の11月2日であり、避難所などでもガスや水道の復旧には時間がかかった3)。そのような中、発災48時間以内から12月に避難所が閉鎖されるまでに、全国から994人、新潟県看護協会からは延べ432人の看護師が被災地に派遣された4)。
本研究は、中越地震を被災した直後の子ども達の健康と看護ニーズを把握し、小冊子「被災地で生活するこども達—看護職ができること—」5)の有用性を検証することを目的に行われたものである。
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