Japanese
English
【報告】
看護学生と地域住民の交流学習を取り入れた災害看護教育の実践−防災ボランティア育成セミナーの開発への影響−
Practice of the disaster nursing education which adopts the interchange study of the nursing student and the community resident: How influenced to development of disaster prevention volunteer seminar
岩田 みどり
1
,
小原 真理子
2
,
弘中 陽子
2
Midori Iwata
1
,
Mariko Ohara
2
,
Yoko Hironaka
2
1新潟医療福祉大学
2日本赤十字看護大学
キーワード:
交流学習
,
災害看護教育
,
看護学生
,
地域住民
,
防災ボランティア育成セミナー
,
Interchange Study
,
Disaster Nursing Education
,
Nursing Student
,
Community
,
Resident
,
Community Disaster Prevention Volunteer Seminar
Keyword:
交流学習
,
災害看護教育
,
看護学生
,
地域住民
,
防災ボランティア育成セミナー
,
Interchange Study
,
Disaster Nursing Education
,
Nursing Student
,
Community
,
Resident
,
Community Disaster Prevention Volunteer Seminar
pp.31-39
発行日 2008年5月31日
Published Date 2008/5/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200226
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要約
本研究の目的は、看護学生の新潟県中越大震災における生活支援ボランティア活動と地域防災学習会へのボランティアの報告に焦点をあて、看護学生と地域住民の交流学習を取り入れた災害看護教育の実践を報告し、交流学習が防災ボランティア育成セミナーの開発に与えた影響について考察した。交流学習の効果の1点目は、看護学生はボランティア活動の学習と被災者の思いを代弁する支援者の二つの立場を体験することで、支援者としての意識がより強められたこと、2点目は、世代の違う学習者が交流することで多様な価値観や生活観を学習できたこと、つまり看護学生と地域住民の相互育成作用がみられた。防災ボランティア育成セミナーへの影響としては、世代の違う学習者の交流学習を取り入れたプログラムを企画する意識が強化されたことである。また交流学習で考慮すべき点は、人との交流によって自己力が直接反映されるため、交流学習における学習者の感情の整理が大切である。
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