Japanese
English
【報告】
訪問看護提供機関における災害対策の実態と課題−A県内にある訪問看護提供機関の管理者への調査から−
The current situation and issues of disaster planning at home care nursing agency
水島 ゆかり
1
,
林 一美
2
Yukari Mizushima
1
,
Kazumi Hayashi
2
1元石川県立看護大学
2石川県立看護大学
キーワード:
災害対策
,
訪問看護提供機関
,
在宅療養者
,
disaster planning
,
home care nursing agency
,
homebound patients
Keyword:
災害対策
,
訪問看護提供機関
,
在宅療養者
,
disaster planning
,
home care nursing agency
,
homebound patients
pp.24-30
発行日 2008年5月31日
Published Date 2008/5/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200225
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要約
A県内にある訪問看護提供機関の管理者を対象者として、訪問看護提供機関における災害対策の実態と課題を明らかにすることを目的として調査を行った。その結果、訪問看護提供機関における災害対策として、その中心となる災害対策マニュアルがある機関は約3割であった。訪問看護提供機関における機関内の災害対策は、職員の連絡網、避難場所・避難方法の把握、災害訓練、物品の備蓄、建物・備品の安全対策の順で実施されていた。利用者・家族に対する災害対策は、停電時の対応、情報リスト、安否確認の方法、物品の備蓄、災害訓練の順で実施されていた。また、災害対策について、関係機関と連携して検討を行ったことがある機関は約1割であった。このような実態から、管理者らは「災害対策の整備不十分」「災害時の自分の対応」「災害時の安否確認の方法」「災害時の関係機関との連携」「災害時の家庭訪問の方法」等を不安・心配に感じていた。
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