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研究ノート
在宅療養者の主体性を維持して行う看護援助のためのアセスメント視点
The Assessment Viewpoint for Nursing Care Performed by Maintaining Autonomy of a Patient-at-Home
石橋 みゆき
1
,
野口 美和子
2
Miyuki Ishibashi
1
,
Miwako Noguchi
2
1千葉大学大学院看護学研究科
2千葉大学看護学部
1Doctoral Program in Nursing, Graduate School of Nursing, Chiba University
2School of Nursing, Chiba University
キーワード:
在宅療養者
,
主体性維持にかかわる要素
,
看護援助
,
アセスメント視点
,
patient at home
,
the factor for maintaining autonomy
,
nursing care
,
assessment viewpoint
Keyword:
在宅療養者
,
主体性維持にかかわる要素
,
看護援助
,
アセスメント視点
,
patient at home
,
the factor for maintaining autonomy
,
nursing care
,
assessment viewpoint
pp.75-84
発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究の目的は,在宅療養者の主体性を維持して行う看護援助のためのアセスメント視点を得るため,在宅療養者の主体性維持にかかわる要素を明らかにすることである.
研究対象3事例について質的事例分析を行った結果,在宅療養者の主体性維持にかかわる要素として(1)療養者の介護にかかわる人との関係のもち方(2)療養者や介護者による療養者の健康状態の評価・健康管理の実行(3)経済面の管理への療養者のかかわり方(4)療養者や介護者による過去の経験の療養生活への活用(5)療養者や介護者の療養生活に関する前向きな気持ち(6)療養生活方針への療養者のかかわり方の6要素が見出された.これらの要素は,療養生活全体のあらゆる側面において存在していた.看護援助する際には,これらの要素を在宅療養生活を把握する観察項目として活用するのではなく,看護援助する際の観察項目それぞれにおいて在宅療養者の主体性の発揮され方をアセスメントするための視点として活用することが重要である.
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